弁理士通信講座・予備校を徹底比較でナビゲート

弁理士通信講座・予備校で勉強する女性

知的財産分野の最高峰国家資格であり、高い人気を誇る弁理士。

しかし、その難易度は高く合格にたどり着くまでには、膨大な量の勉強が必要です。

できるだけ、短期間で効率的に弁理士試験に合格することを目指すのであれば、やはり独学よりも資格スクールや通信講座や予備校の利用がおすすめです。

どうしたら失敗しない通信講座・予備校選びができる?

このサイトでは、そんな方々に向けて、弁理士試験対策講座を選ぶ際に見るべきポイントや試験対策に役立つ情報をお届けしていきます。

【動画】2023年おすすめの弁理士通信講座

弁理士通信講座人気ベスト3

まずは、当サイトからの申し込みが多い人気の高い通信講座ベスト3です!

実際に申しまれる際には、WEBサイトや資料請求などで、必ずご自分自身の眼で教材の内容をチェックして、納得のいく講座を選んで下さい!

1位 STUDYing(スタディング)

→STUDYing(スタディング)の弁理士試験通信講座

STUDYing(スタディング)は、短期間で弁理士試験に合格した方々の勉強法を徹底的に研究し、実際に効果を上げた学習法を、だれでも簡単に再現できるように開発された通信講座です。

忙しい方でも、電車やバスでの通勤・通学時間はもちろん、車の運転中、昼の休憩、仕事や授業の合間の待ち時間など、あらゆるスキマ時間の徹底利用を目指し、挫折の無い学習を実現します。

旧来の紙のテキストをメインに考えられた学習システムから、スマホやタブレットを使ったビデオ講座と音声講座により、無理なく、効率よく公務員試験対策に必要な知識が身につくように設計されています。

→詳しくはこちら

STUDYing(スタディング)弁理士通信講座概要

運営

KIYOラーニング株式会社

  • 所在地 東京都千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル3F
  • 設立 2010年1月

開講講座

  • 弁理士 短答・論文総合(基礎/短答/論文)コース
  • 弁理士 短答合格(基礎/短答)コース
  • 弁理士 論文対策コース

ポイント

  • 弁理士試験通信講座としては最安クラスの価格
  • 学習スタイルの徹底的なオンライン化
  • コース展開は限りあり

→公式サイト

2位 アガルートアカデミー

→アガルートアカデミー弁理士通信講座公式サイト

アガルートアカデミーは、2015年にスタートしたオンライン講義の配信を中心とした資格スクールです。

オンライン中心の通信講座の中でも後発組ですが、それだけに先行の講座を研究し、講義の受講環境の使いやすさや、テキストの見やすさなどにはこだわりが見られます。

格安のオンライン専門の講座よりは少し上の価格帯ですが、十分にその価値のある講座内容と言えると思います。

→詳しくはこちら

アガルートアカデミー弁理士通信講座概要

運営

株式会社アガルート

  • 所在地 〒162-0814 東京都新宿区新小川町5-5サンケンビル4階
  • 設立 2013年12月

開講講座

  • 弁理士試験合格カリキュラム
  • 短答合格カリキュラム

ポイント

  • 弁理士試験通信講座としては中価格帯
  • オンライン学習スタイルの中でも使いやすさに定評あり
  • 合格者インタビュー出演などで全額返金の特典あり

→公式サイト

3位 資格スクエア

→資格スクエア弁理士通信講座公式サイト

資格スクエアはITと脳科学を最大限利用した、新しい学習法を提唱している通信講座です。

試験合格に必要な問題演習、質問対応、必要最小限の時間に絞り込んだ講義のみで構成された無駄のない講座で、無理なく合格レベルの知識を身につけることを目指します。

無料の会員登録をすることで講義体験ができるので、まずはそちらからチェックしてみることをお勧めします。

→詳しくはこちら

資格スクエア弁理士通信講座概要

運営

株式会社サイトビジット

  • 所在地 東京都千代田区神田錦町3-1 オームビル2階
  • 設立 2013年4月24日

開講講座

  • 基礎・短答・論文パック
  • 論文対策パック

ポイント

  • 弁理士試験通信講座としては中価格帯
  • 学習スタイルはなオンライン&紙のテキスト
  • コース展開は限りあり

→公式サイト

弁理士試験に通信講座がおすすめの理由

弁理士試験には、短答式筆記試験、論文式筆記試験、口述試験の3つの関門があります。

これらの試験対策の全てを独学で行うことも不可能ではありませんが、できるだけ短期間で効率的にとなると話は別です。

特に弁理士試験の場合、働きざかりの30代~40代の受験者が多く、仕事をしながら捻出する貴重な勉強時間は1秒たりとも無駄にはできないはずです。

もし、専業で受験に専念する環境であれば、通学講座も選択肢に入るかもしれません。

しかし、働きながらのチャレンジであれば、決まった時間の授業に出席し続けることは難しく、必然的に通信講座を選択することになるのではないでしょうか。

現在ではネット環境の進歩に伴い、通学同様の講義が動画でいつでもどこでも受講できる通信講座も多いので、学習効率の面ではむしろ通信講座に分があるといえる状況にあります。

弁理士試験対策における独学・通信・通学の比較

独学
  • 費用は最も安い○
  • 自分のペースで学習できる○
  • 自己流の学習法なので効率は最も劣る×
  • 最新の試験傾向などの情報が手に入れにくい×
  • 分からない点があっても質問や相談できない×
  • モチベーションの維持が困難×
通信講座
  • 通学の手間が無く、時間が有効に使える○
  • 動画講義をネットなどでいつでも、どこでも学習できる○
  • 通学講座と比べると費用は比較的安い○
  • 自分のペースで学習できる○
  • 試験にかかわる最新の情報が手に入る○
  • 分からない点はメールなどで質問することもできる講座もある△
  • モチベーションの維持が難しい×
通学講座
  • 学習のペースが乱れにくい○
  • 生講義のため集中力を維持しやすい○
  • 受験仲間が作れるのでモチベーションが保ちやすい○
  • 将来につながる人脈が得られる場合もある○
  • 試験にかかわる最新の情報が手に入る○
  • 分からない点はその場ですぐに質問・相談できる○
  • 費用は最も高い×
  • 通学のための時間的・体力的負担が大きい×

弁理士の通信講座を比較する際のポイント

弁理士の通信講座には、知名度の高い大手の資格受験校から、ネット通信講座専門の格安校まで多くの選択肢があります。

その中から自分に合った通信講座を選ぶことは、自分なりの基準をしっかりと持っていなければ、迷いが生じ無駄に時間がかかる結果となります。

ということで、ここからは、そのような弁理士の通信講座選びのために、ヒントになる点をお伝えしていきます。

自分の学習スタイルから考える

弁理士試験に挑戦するにあたって、実際に通信講座選びをスタートする前に、まずは自分の学習スタイルや学習環境をしっかりと整理しておきましょう。

弁理士試験に挑戦するにあたって、実際に通信講座選びをスタートする前に、まずは自分の学習スタイルや学習環境をしっかりと整理しておきましょう。

仕事をしながらの挑戦なのか、背水の陣で受験に専念するのか、また仕事をしながらであっても、例えば同じ1日4時間勉強するのでも、通勤時間などの細切れ時間が大半の方もいれば、しっかりと机の前で4時間を確保できる方もいるでしょう。

仕事をしながらのチャレンジであれば、スキマ時間をフル活用するために、スマホでの動画視聴や、音声学習を中心としてWEB学習に強い通信講座を選択すべきでしょう。

また、外回りの営業などで日中の移動が多い方でなら、重い教材を持ち運ぶこと自体ができないので、やはりWEBでの学習が中心となるかもしれません。

逆にある程度時間の自由がきくのであれば、しっかりとした分量のあるテキストと、時には教室聴講などもできる大手の資格スクールがいいかもしれません。

また、それ以外のポイントとして、そもそもテキストなどをスマホやタブレットで読むことにどうしても馴染めないのであれば、テキストをPDFのみで提供するようなタイプの通信講座は選択肢に入らないでしょう。

あなたの学習スタイルに合った弁理士通信講座は必ずあります

自分なりの判断基準が整理できたら、なるべく効率的に通信講座を探し、できるだけ早く本来の学習を始めたいところです。

しかし、同じ「通信講座」といっても、テキストの内容やタイプ、講義動画の講師の講義スタイル、質問・相談等に対するサポート体制など、大きな違いがあるものです。

主に比較検討すべきポイントとしては

  • テキスト・講義動画を中心とした教材
  • サポート体制
  • 価格

が最も重要なポイントになってきます。

当然ながらテキスト・講義動画などの教材の内容は通信講座選びの中でも最も重要なポイントです。

テキストや講師について言えば、内容もさることながら、「相性」が非常に重要なので、必ずサイト上や資料請求で自分の目でしっかりと確認しましょう。

テキストや講師について言えば、内容もさることながら、「相性」が非常に重要なので、必ずサイト上や資料請求で自分の目でしっかりと確認しましょう。

動画講義などはサイトで確認できる場合も多いですが、もしテキストなどの教材のサンプルの取り寄せが可能であれば面倒がらずに必ず資料請求して下さい。

サポート体制は質問対応の可否や自習室の有無などです。

質問対応自体についてはそもそも行わないスクールもあれば、回数制限あり、無制限質問可能まで、さまざまです。

また、全国に校舎を持つ大手校であれば、自習室が使えたり、通信講座生でも教室聴講ができたりといったサービスがある場合があります。

価格にも直結する部分なので、予算と自分の学習スタイルの兼ね合いで判断すべきポイントとなるでしょう。

価格のみを理由に通信講座を選ぶのは失敗のもと

最後にやはり気になるのは価格ですが、あくまでも自分の学習スタイルや教材との相性を優先させて通信講座を選び、価格を最優先として講座選びを行うことは避けましょう。

いうまでも無いことですが、価格ありきであまりピンとこない通信講座を選び、結果的に合格を逃すとことが、最もコストパフォーマンスが悪い通信講座選びとなってしまうからです。

弁理士試験においての最大のコストは通信講座などの教材費ではなく、学習に費やす時間そのものといっていいでしょう。

大切な時間やさまざまなものを犠牲にして、弁理士試験に挑戦するのですから、納得の行く通信講座を選び、短期合格を目指すことが、結果的にコストパフォーマンスの良い選択となります。

人気の弁理士通信講座を比較する

ここからは、具体的に当サイトでも人気のSTUDYing(スタディング)アガルートアカデミー資格スクエアを例として実際にポイント別に比較を行っていきます。

ちなみにこの3つの通信講座は、STUDYing(スタディング)が格安のオンライン専門通信講座、アガルートアカデミーと資格スクエアは大手校と比べるとリーズナブルな価格の中間価格帯の講座となっています。

まずはこの人気の3講座で講座選びの基準を確認していきましょう。

人気の通信講座の教材を比較する

講座名 テキスト 講義動画
STUDYing(スタディング)

オリジナルテキスト(2色刷り)
・PDFのみの提供、紙のテキストはオプション料金が必要

通信講座専用の録画講義
・WEBのみ
アガルートアカデミー オリジナル製本テキスト
(フルカラー)
通信講座専用の録画講義
・WEBのみ
資格スクエア オリジナル製本テキスト
(白黒)
・論文対策講座についてはPDFでの提供
通信講座専用の録画講義
・WEBのみ

テキストは各通信講座ともに、オリジナルのテキストを使用しています。

ただし、STUDYing(スタディング)はPDFのみで、アガルートアカデミーと資格スクエアは製本テキストという違いがあります。

いつでもどこでもスマホやタブレットがあればテキストが参照できるという点はPDFのメリットです。

一方、製本テキストのメリットは閲覧性に優れ、自由に書き込みなどができることです。

両方とも一長一短なので、ここは好みが分かれるところでしょう。

動画講義についても、3講座とも通信講座専用に作成された高画質の動画を提供しています。

なお、どの講座もオプションであってDVDを付けられないのでネット接続環境は必須です。

動画講義はテキスト以上に講師の講義との相性が重要なので、必ずサンプルで講義を実際に確認することが重要です。

人気の通信講座のeラーニングを比較

講座名 eラーニングの内容
STUDYing(スタディング) ・講義視聴、問題集、実力テスト、暗記ツール、学習進捗管理、オリジナルノート作成機能
アガルートアカデミー ・講義視聴
資格スクエア ・講義視聴、質問システム、受講生限定のtipsページ

通信講座が弁理士試験の学習の主役となったのは、やはりWEB学習システムの充実によるところが大きいでしょう。

もちろん、各通信講座ともWEBでの動画講義視聴は標準装備です。

中でも、STUDYing(スタディング)は講座そのものがeラーニングで完結しているため、やはり機能は先進的です。

ベースとなる講義、テキスト、問題集に加え、学習進捗管理機能や暗記ツール、そして自分で編集可能なノート作成機能まで、まさにオールインワンです。

資格スクエアでは、動画視聴に加え、質問サポートや受講生のコミュニティ機能がついています。

アガルートアカデミーは動画視聴機能のみの提供となっています。

人気の通信講座の質問サポートを比較

講座名 サポート内容
STUDYing(スタディング) なし
アガルートアカデミー ・受講生の方限定のFacebookグループ内で質問可能
資格スクエア ・講義視聴中に「質問ボタン」から随時質問可能。
・回数無制限

独学と通信講座を分けるもののひとつが、質問サポートです。

学習の過程でどうしても自分でだけでは理解できなかったり、調べ切れなかったりすることを講師に質問できるのは安心感がありますし、学習の時短にもつながります。

資格スクエアは回数が無制限で動画講義視聴中に質問が送れる便利なシステムを備えます。

アガルートアカデミーは受講生専用のFACEBOOKページにて質問をフォローしてくれます。

STUDYing(スタディング)には質問サポートはありませんが、価格が価格なので、この点は割り切りが必要でしょう。

人気の通信講座を価格・費用で比較

さまざまな通信講座の内容を踏まえ、最後に確認すべきが価格が妥当なものかどうかです。

まずは、ざっくりとした各通信講座の価格帯を下図でご確認下さい。

※ここでは比較のために初学者向けのオールインワンの総合コースの価格で比較しています。

主な弁理士通信講座の主要価格帯の比較チャート

おおむね、基本的な総合コースの価格帯はこのようなります。

また、主要な通信講座の代表的なコースとその一般価格は以下の通りです。

ちなみに一般価格というのは、いわゆる定価のことです。

講座名 代表的なコース 一般価格
STUDYing(スタディング) 弁理士 基礎・短答・論文総合コース 79,800円
アガルートアカデミー 総合カリキュラム 176,330円
資格スクエア 基礎・短答・論文パック 265,000円
TAC 1.5年本科生(WEB) 449,000円
LEC 1年合格ベーシックコース(WEB) 495,000円
代々木塾 論文短答入門コース 297,000円

そして各通信講座とも、「早割」や「再受講割引」、「他校からの乗り換え割り」などさまざまな割引制度があるので、その割引制度を踏まえてまずは現在の価格を確認します。

通信講座の場合、一般価格と呼ばれる定価で購入することはほとんどありません。

どうしても試験時期と販売時期の関係で価格が変動するので、いわば「時価」のようなところがあり中々分かりづらいのが困りものです。

管理人の考えでは、多少の価格差よりもなるべく早く勉強をスタートさせることを優先して「思い立ったが吉日」で割り切ることも必要だと思っています。

さらに、実は本当の費用を知るためにはこれらの割引後の価格の比較だけでは足りません。

最終的にどれだけの費用がかかるのかを知るためには、以下3点も確認しておきましょう。

  • 延長受講制度
  • 合格お祝い金
  • 教育訓練給付

重要な比較ポイント「延長受講制度」

年に1回しかチャンスが無い弁理士の試験では、一発合格するか複数年受験になるかで最終的なコストは当然大きく変わってきます。

このときに大事なのが、延長受講制度です。

もちろん一発で受かるに越したことはありませんが、やはり延長受講制度の有無で、費用面での安心感がかなり変わってきます。

なお、STUDYing(スタディング)では、2年目以降に「更新版」という形で格安で受講を続けることができ、この面でも圧倒的なコスパを誇ります。

合格お祝い金も要比較

合格お祝い金とは、文字通りその通信講座を利用して合格を勝ち取った方に送られるお祝い金のことです。

合格後に合格体験記の提出などの条件がある場合が多いです。また、その内容は基本的に通信講座のサイトなどで公表されます。

なお、アガルートアカデミーで、合格者インタビューに出演などのハードルはありますが、合格お祝い金3万円プラス驚きの「全額返金」の制度が用意されています。

合格お祝い金等がある通信講座 内容
STUDYing(スタディング) 【対象講座】
合格コース
総合コース
論文コース
【条件】
合格体験記
【金額】
1万円
アガルートアカデミー 【対象講座】
総合カリキュラム
総合カリキュラム(民法オプションあり)
【条件】
合格体験記・合格者インタビュー
【金額】
合格お祝い金3万円プラス全額返金

使える人はお忘れ無く、教育訓練給付金

最後に使える方は限られますが、雇用保険の教育訓練給付金も受講費用を抑えるための有力な方法です。

教育訓練給付金とは、受講開始日(教材発送日)に、雇用保険の一般被保険者であった期間が、通算3年以上(ただし、初回の利用に限り1年以上)ある方が対象となり、最大で実際に支払った学費の20%(ただし、10万円が限度)が支給される制度です。

また、各通信講座とも教育訓練給付は使えるコースは限られているため、要確認です。

まとめ

ここまで、弁理士通信講座の「教材」、「eラーニング」、「サポート体制」を比較し、さらにそれぞれの講座の価格帯や費用についても見てきました。

当サイトはこの3講座以外にも予備校・通信講座をご紹介しています。

自分に必要な教材やサポートをしっかりと見極めて、講座選びの参考にしてみて下さいね。

弁理士試験へのチャレンジ応援しています‼

弁理士試験の概要

受験資格

受験資格はありません。

年齢・国籍・学歴等による制限もなく、誰でもチャレンジできる試験です。

受験手数料 12,000円
試験日程
  1. 短答式試験 例年5月中旬~下旬
  2. 論文式試験(必須科目) 例年6月下旬~7月上旬
  3. 論文式試験(選択科目) 例年7月下旬~8月上旬
  4. 口述試験 例年10月中旬~下旬
合格発表 例年11月上旬
受験地
  • 短答式試験(東京・大阪・仙台・名古屋・福岡)
  • 論文式試験(東京・大阪)
  • 口述試験(東京のみ)

試験内容

【短答式試験】

形式 5肢択一のマークシート方式

試験科目・問題数・試験時間

  • 特許法(17問)
  • 実用新案法(3問)
  • 意匠法(10問)
  • 商標法(10問)
  • 条約(10問)
  • 著作権法(5問)
  • 不正競争防止法(5問)

計60問・試験時間 3時間30分

合格基準

満点に対して65%の得点

ただし、論文式筆記試験及び口述試験を適正に行えるという観点で工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であれば合格とみなされる。

免除制度
①短答式筆記試験合格者は、短答式筆記試験の合格発表の日から2年間、短答式筆記試験の全ての試験科目が免除される
②工業所有権に関する科目の単位を取得し、大学院を修了した者は、大学院の課程を修了した日から2年間、工業所有権に関する法令及び工業所有権に関する条約の試験科目が免除される
③特許庁において審判又は審査の事務に5年以上従事した者は、工業所有権に関する法令、工業所有権に関する条約の試験科目が免除される

【論文式試験(必須科目)】

科目・試験時間
  • 特許法(試験時間 2時間)
  • 実用新案法(試験時間 2時間)
  • 意匠法(試験時間 1時間30分)
  • 商標法(試験時間 1時間30分)
合格基準 標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。
免除制度

①論文式筆記試験(必須科目)合格者は、論文式筆記試験の合格発表の日から2年間、論文式筆記試験(必須科目)が免除される
②特許庁において審判又は審査の事務に5年以上従事した者は、試験を免除される

【論文式試験(選択科目)】

科目

技術又は法律に関する科目から、受験願書提出時に選択問題を1つ選択。
受験願書提出時に選択し、その後は変更不可。

  • 理工I(機械・応用力学)

【選択問題】材料力学、流体力学、熱力学、土質工学

  • 理工II(数学・物理)

【選択問題】基礎物理学、電磁気学、回路理論

  • 理工III(化学)

【選択問題】物理化学、有機化学、無機化学

  • 理工IV(生物)

【選択問題】生物学一般、生物化学

  • 理工V(情報)

【選択問題】情報理論、計算機工学

  • 法律(弁理士の業務に関する法律)

【選択問題】民法(総則、物権、債権)

試験時間 1時間30分
合格基準 科目の得点(素点)が満点の60%以上であること。
免除制度

①論文式筆記試験(選択科目)合格者は、論文式筆記試験の合格発表の日から永続的に、論文式筆記試験(選択科目)が免除される
②選択科目に関する研究により学校教育法第104条に規定する修士又は博士の学位を有する者のうち、学位授与に係る論文の審査に合格した者は免除される
③選択科目に関する研究により学校教育法第104条第1項に規定する文部科学大臣が定める学位を有する者のうち、専門職大学院が修了要件として定める論文の審査に合格した者は免除される
④技術士、一級建築士、第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、薬剤師、情報処理技術者、電気通信主任技術者、司法試験合格者、司法書士、行政書士などの公的資格所有者は免除される

【口述試験】

形式 面接方式(受験者が各科目の試験室を順次移動する方法により実施する。)
試験科目

工業所有権に関する法令

  • 特許・実用新案に関する法令
  • 意匠に関する法令
  • 商標に関する法令
試験時間 各科目とも10分程度
合格基準

採点基準をA、B、Cのゾーン方式とし、合格基準はC評価が2つ以上ないこと。

A:答えが良くできている場合
B:答えが普通にできている場合
C:答えが不十分である場合

2023(令和5)年度弁理士試験スケジュール

受験願書受付期間

令和5年3月15日(水)~令和5年4月5日(水) ※4月5日消印有効

試験日程

短答式筆記試験

令和5年 5月21日(日) 【合格発表 令和5年6月12日(月)<予定>】

論文式筆記試験(必須科目)

令和5年 7月 2日(日)

論文式筆記試験 (選択科目)

令和5年 7月23日(日) 【合格発表 令和5年9月25日(月)<予定>】

口述試験

令和5年10月21日(土)~10月23日(月)の いずれかの日 【最終合格発表 令和5年11月9日(木)<予定>】